デザインとは?「センス」だけじゃない。「意図」も意識していこう

こんにちは。最近、デザインについて学びはじめました。社会人で学びなおししている毎日です。

今回は授業で「デザインとはなにか?」を学び、
「デザインの本質」について、感じたことを整理しながら書いてみたいと思います。

デザインは「質×量」で磨かれる

まずは、デザインを考えていく上でのマインド的なところ。

「量を作っていけば、良いデザインになる?」
「質を良くしていけば、良いデザインになる?」

こんな疑問は出てくると思います。
結論としては、どちらも大事。
当たり前のようで、忘れがちなこと。

「センスがある人だけができること」
「センスがないとデザインは無理」

こんなこと、思うのではないでしょうか。
私も考えることがあります。

授業で学んだのは、
「デザインはセンスではない。質と量によって磨かれる」
といった話でした。

たくさん作って、たくさん試す。

その中で、だんだん質も高まっていく。
やみくもに作るだけではなく、必ず意図をもつこと。

アートや仕事、勉強にも通じる考え方と感じました。

デザインは、「相手の魅力を形にする」「見つけて伝える」ことが大事

「デザイン」と聞くと、ポスターやWebの見た目を思い浮かべがちですが、
本質はそこだけではないようです。

デザインとは、相手の魅力に気づき、それを形にして伝えること

つまり、デザイン=伝えるための工夫
とも考えられます。

魅力を伝えていくためには、
まず、「相手のことをちゃんと知る」ことが大事です。

では、どうすれば相手のことを深く知れるのでしょうか?

相手の魅力を引き出す5つのアプローチ

  1. 褒める
  2. 聴く
  3. 受け止める
  4. 待つ
  5. 楽しむ

これも授業内だけでなく、やはり今後の仕事や勉強もそうですし、ビジネス場面やデザインを考えていく過程で重要なアプローチかと思います。

褒める

人は、ほめられると、「認められた」と感じて安心します。
安心すると、「この人には話しても大丈夫そうだな」と、少しずつ本音を話してくれるようになるようになります。

なので、「魅力を引き出す」第一歩は、
素直に良いと思ったことを伝えること。

意識して「ほめ上手」になっていきたいですね。

聴く

「きく」という文脈は、よく「聞く」と「聴く」を分けて伝えていますよね。

「聞く」=情報を受け取ること(受信的)
「聴く」=情報を受け止めにいく姿勢(発信的)

このような違いがあるようです。

話してくれる人にリスペクトをもって接すること。そして、「あなたの話を注意深く聴いています」という姿勢は大事ですよね。

受け止める

すぐに「でもさ…」「それは違うよね」と否定してくる人、いますよね。

私たちはそんな人に対して、心を閉ざしてしまうのではないでしょうか。

だから、すぐに否定してしまうことがあるのであれば、まずは深呼吸してみてください。

そしてまずは、「そうだよね」と共感してから、次のアイデアを伝える。

例えば、「そうだよね。ただ、こういう考え方もあるかもね」

改善点があるときは、一緒に考えるスタンスが大切です。

待つ

沈黙も、時には大事な時間。
なかなか沈黙が続くのはつらいと思う方もいると思います。

つい、自分から話してしまいがちですが、相手が考えている時間を待つことで、本音や良いアイデアがでてくることがあります。

相手を急かさず、相手の意見に自分の意見を被せず、待ってみるというのも1つの大事なアプローチです。

楽しむ

色々試してみる。うまくいかなくてもOK。

「自分も楽しんでみてやってみる」ことで、結果として相手にも伝わるものもあります。

また、「どうしたら楽しめるだろうか?」と、実験してみて、楽しみ方を模索していくことで新たな気づきもあるかと思います。

デザインは「機能性」と「情緒性」で構成されている

デザインの定義は様々ですが、以下の定義を学びました。

デザインとは、目的と対象を最適化すること。また、機能性と情緒性で構成される。

目的と対象の最適化を図る上で目指すべき方向を考えるうえで、デザインは「機能性」と「情緒性」という2種類に体系化できます。

・機能性…共感

・情緒性…体感

「機能性」とは、例えば「使いやすい」「わかりやすい」「覚えやすい」。
これはより使い勝手がよくなる・便利になるといった機能や役割や効果のこと。

「情緒性」とは、例えば「かっこいい」「かわいい」「おしゃれ」。
なにかのプロダクトやサービスに触れた時に感じる印象や心の機敏、感情や情緒に関わる反応のこと。

デザインは「機能性」と「情緒性」の2種類で構成されていて、デザインの目指す方向=方針を考えるうえで大事な切り口・軸となります。

意図を考えることの大事さ

デザインとは、目的と対象の最適化という点を前述で触れました。

「目的」と「対象」を考えるうえで、
「目に見える領域」だけでなく「考える領域」が大切です。

「目に見える領域」は、単純に自分の目で見えている世界のこととわかりますが、「考える領域」とは何でしょうか?

「考える領域」とは意図のことでした。

どうしてそうなっているのか、
なぜそうしているのか。

デザインしていく中で、この意図を考えることは重要で、
その意図を明確にしていくためにも
目的と対象の具体化をすることも大事と学びました。

まとめ

あまりまとまりなく書き連ねてしまいましたが、
「デザインはセンスがないと無理」

そんな風に思っていたところが正直なところでした。

けれど、授業を通して、本当に大切なのは、
「相手の魅力を伝えるために、相手のことを知ろうとする姿勢」と、「それを伝えるための意図的な工夫をすること」。

デザインは奥が深いと思いつつも、もっと知りたい!楽しみながら、たくさん試して、デザインについてもっと理解したい!と感じました。